石塚隆充

名実ともに日本を代表するカンタオール(フラメンコの歌い手)。独自の歌唱法により、フラメンコはもちろん、フラメンコフュージョンなオリジナル曲から、ボレロやタンゴといった”スペイン語圏”の楽曲まで、広く、自在に歌い上げる。

幼少期より、クラシックギタリストの父からギターの手ほどきを受けるも興味は続かず。高校時代、テレビで観たフラメンコの伝説的ギタリスト パコ・デ・ルシアの演奏に衝撃を受け、再びギターを手に取る。

音大声楽科に在籍の傍ら、フラメンコギターを瀬田彰氏に師事。当時、若手ギタリストの登竜門であった東京外国語大学フラメンコ同好会(スペイン舞踊部)での踊り伴奏修行中に、フラメンコの歌=「カンテ」に出逢う。

見よう見まねの独学で歌い始めて2年後の1997年、日本フラメンコ協会新人公演奨励賞(最高賞)を受賞。翌1998年から渡西、本場へレス・デ・ラ・フロンテーラでの生活を通じて、ジプシーたちの生きたフラメンコに学び、タブラオ、TV、映画にも出演を重ねる。ギタリスト沖仁とのユニット「Taka y Jin」の活動を開始。

通算8年のスペイン生活を経て、2006年より拠点を日本に移して歌手としてソロ活動を開始。国内はもとより、本場スペインの愛好家やメディアから「日出ずる国のカンタオール」と賛辞を送られる実力派として、フラメンコ界を超え、ジャズ、ラテン、タンゴ、クラシックなど様々なジャンルの演奏家との共演・客演も多数。2014年には、日本人カンタオールとして初めてオペラ作品でのソリストを務めた(2014年日生劇場「アイナダマール ~涙の泉~」(原語スペイン語/ゴリホフ作グラミー賞受賞作品))。

これまでにアルバムを3作リリース(2009年1st「Reliquia レリキア」(TONE)、2012年2nd「Revolucion レボルシオン」(TONE)、2016年3rd「REVERSO レベルソ」(COREPORT))。

作曲・編曲を含めた音楽監修(2014年日生劇場コンサート「ロルカとアンダルシア」、2016年平富恵スペイン舞踊団公演「RYOJIN HISHO ~梁塵秘抄~」、2017年「Hokusai Flamenco Fantasy ~葛飾北斎の浮世絵世界~)でも高い評価を得ている。

近年は、お茶の間を通じてフラメンコの普及に努めるべく、NHK-Eテレ(教育テレビ)『テレビでスペイン語』『ムジカ・ピッコリーノ』(2014年、2015年)、テレビ東京『THE カラオケ★バトル ~歌の異種格闘技戦~』(2017年)等に出演。また、ATHENAE Music & Artsでの「石塚隆充フラメンコ教室」、全国ワークショップ、月刊『パセオフラメンコ』での誌上連載講義、CD音源付カンテ教則本『CANTE DE TAKA』の執筆など、後進の指導にも献身している。

Website : http://takante.info

 

ANTONIO PEÑA CARPIO “EL TOLO”(アントニオ・ペーニャ・カルピオ “エル・トロ”)

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに生まれる。祖父はアルフォンソ・カルピオ “El Berenjeno”、叔父はマヌエル・カルピオ “El garbanzo”。10歳より歌い手として、アナ・マリア・ロペスらをはじめとする踊り手と共に各地を巡り、タブラオの経験を積む。伝統的なヘレスのブレリアやカンテ・ホンドでその威力を発揮する深みのある歌声は、独自の個性とロマンティックな響きと共に、聴く者の心を捉えて離さない。日本では、鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団ARTE Y SOLERA公演に多数出演。2018年満を持しての単身来日、その素晴らしい歌声とアルテと共にヘレスの伝統を受け継ぐカンテを披露し、日本全国各地で絶賛を浴びている。

 

【Living Live】
19:30、20:30、21:30 1演奏20分、3回行われます。