1975年生まれ。紙で立体模型を製作、

自宅のスタジオでライティングし、カメラで撮影し作品を完成させる。

写真が彼の最終的な作品であり、制作した模型は破棄される。

その手法はドイツの写真家トーマス・ ディマンドにも通るが、

安瀬英雄の作品には社会問題を喚起させるような仕掛けはない。

そこにあるのは空間表現を借りた色の洪水。彼がイメージした風景は

模型によって立体化され、写真撮影される事で平面に還る。

一見、コンピュータ・グラフィックスとも見間違える

完成度だが、全ての制作過程がアナログである事も彼の作品の魅力である。

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